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【5月病】4月までの疲れ、溜まっていませんか?

2021年5月2日

GW真っ只中ですね。

例年に比べると、日本各地で天候が荒れているようですね。

寝子の地域も晴れていると思ったら突然大雨が降り出したりと、荒れ模様です。

気圧の変化も激しいようなので、みなさまお大事になさってください。。

 

今日は、5月にまつわるお話しです。

「5月病」は聞いたことがある方がほとんどかと思います。

今回は、5月病について、改めてご紹介します。

 

5月病とは?

念のため、「5月病」は病名ではありません。

状態像の1つを表している言葉といったらいいでしょうか。

ものすごく簡潔に5月病を説明すると

「4月までの疲れやストレスが表面化する状態」といえるかと思います。

「5月病」という呼び方は病名ではありませんが、症状によっては、

『適応障害』になっていることもあります。

(『適応障害』の記事はこちら

コロナにより環境の変化があまりに大きかったこの1年間は特に、

ストレスが出始めてもおかしくありません。

 

5月病の原因

「4月までの疲れやストレスが表面化する」ということは、

5月そのものに何か原因があるわけではなく、

それまでのストレスや疲労の蓄積が原因といえます。

なぜ「5月」なのかというと、4月は年度の始まりで、環境が大きく変わる人が多く、

その新しい環境に慣れるためにいつもよりも気を張っていたり、がんばっていたりしがちであるため、

その疲労が5月に出るという流れだと思います。

同じ流れで、最近は「6月病」も言われ始めています。

 

5月病の症状

5月病は病名ではないので、その症状に明白な基準はありません。

ただ、イメージとしては、

うつ的な状態に近いかなと思います。

 

具体的には、

・頭痛や腹痛などの身体症状

・うまく眠れなくなる

・不安や緊張やイライラなど不安定になる

・気持ちが沈む

・食欲がないor増える

・やる気がでない

 

など、元気がない状態になっていたら要注意だと思います。

 

5月病予防には

5月病を予防するためには、4月までの過ごし方や環境がとても重要になります。

なので、GWはまさに4月までの疲れをとる絶好の機会ですね。

 

スローペースで

こちらの記事「春は危険な季節!?」でご紹介しておりますが、

4月はついがんばり過ぎてしまう季節です。

そこに気をつけて、「4月こそいつもよりスローペースで」

「いきなり環境に慣れることを目指さず、まず知ろうくらいで」のように、

自分にブレーキをかけてあげると予防になるかと思います。

 

気分転換や休養を多めに

そうはいっても、どうしても年度始めでなかなかスローペースにいかないということであれば、

「すごくがんばっているな」と自分をちゃんと省みて、

気分転換できる事柄をいつも以上に取り入れたり、

休みの日はなによりもまずゆっくり休むなど、

ご自身を労わる時間を多く取り入れられるといいかと思います。

 

しんどさを軽くするには

実際に、5月6月に、しんどくなってしまった場合、

程度によりますが、やはりまずは「休養」は何より大事かと思います。

 

時間管理の見直し

「休養」することにも繋がることで、

「時間管理」を見直せるといいかもしれません。

「仕事をしている時間が長すぎていないか」

「以前のマイルーティンが崩れていないか」

といったようなポイントで振り返ってみましょう。

「気付いたらかなりの時間仕事をしていた」ということであれば、

意識的に仕事から離れる時間を持てるといいかもしれません。

 

また、それぞれ、「1日のリズム」があるかと思います。

「何時に起きて何時に寝る。仕事が終わってから寝るまでは○○と△△をしてゆっくり過ごす」など。

過労になりがちなときは、

「○○と△△」の部分が、何日もできない状態になっていることが多々あります。

「○○と△△」とは仕事の覚醒状態から睡眠へのリラックス状態に移行するためのリフレッシュ時間です。

例えば、「ぼーっとユーチューブを見る」とか「ヨガをする」とか。

こういった日々の些細なことって、意外とストレス対処に大きな役割を果たしているんです。

忙しすぎたり、ストレスで頭がいっぱいであると、そういった気分転換ができなくなっていることが多いです。

 

だとしたら、できるだけそのリズムを取り戻せるよう意識できるといいかもしれません。

 

状態が重いときは早めの受診を

「ほとんど眠れなくなった」「抑うつ感がひどい」などというように状態が重くなっているときには、

そのままにせず、病院を受診していただきたいなと思います。

 

環境が原因であることも

5月病に限らずですが、もし4月からの環境が自分に合わなければ、

やはり何らかの不調は出るのではないかと思います。

環境はすごく大事です。

無理に合わない環境でがんばらなくても、違う環境を検討することもいいかもしれません。

 

休みの日は好きに過ごそう

まさに今、GW真っ最中ですが、休みでも「掃除しなきゃ」とか「衣替えしなきゃ」など、

「やらなきゃいけないこと」が浮かんできます。

もちろん、元気にできるのであれば素晴らしいです。

でも、どうしてもやる気が起きなかったり、動くことがしんどいときは、

後回しできる家事は放棄して、心身の訴えを大事に、休んで欲しいなと思います。

 

たくさん寝つつ、好きな食べ物を食べたり、好きな動画を見たり、散歩したり、好きなことだけでできるだけ埋めて、

「好きだらけのGW」をお過ごしできるといいなぁと思っています。

 

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コロナで働き方や休日の過ごし方もだいぶ変化した人が多いのではないかと思います。

しんどい日々を送られている方もいらっしゃるかと思います。

なんとか、できる範囲で自分に優しくなっていけたらと思います。

「5月病」が場合によっては「適応障害」になってしまうこともあります。

「適応障害」についての記事も、ご興味があればぜひ!

 

また、気候の影響もストレスになり心身の不調になります。

「梅雨ストレス」の記事もありますので、気圧の変化や湿度が気になっていたら

対策のご参考になることがあるかもしれませんので、ご興味があれば♪

 

お読みくださってありがとうございました。

 

次回は「ある性被害サバイバーの話26」をアップしています!

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