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病気のお話

【適応障害】今話題になっている「適応障害」について理解しよう!

2021年5月28日

 

今回は『適応障害』ついて整理します。

 

深田恭子さんが「適応障害で休業」とニュースになりました。

とても心配ですが、「ちゃんと診断と休養に入れてよかった…」と、ちょっとほっとした気持ちにもなりました。

 

「5月病」の記事でも、『適応障害』にチラっと触れていますが、

「5月病」は、記事で述べたように「環境の変化による心身のストレス」によって起きるので、

場合によっては『適応障害』になることもあります。

 

適応障害とは?

『適応障害』とは、端的にいうと

「うつ病の手前」だとイメージしていいかと思います。

適応障害は、「発症の原因に環境の合わなさが大きく関与している」ことと、

「その環境と離れれば症状は改善される」ことが大きなポイントです。

 

うつ病との違い

うつ病と違う点は、適応障害は「環境の変化がおきて3ヶ月以内になんらかの不調が出てきた」ということと、

「そのストレス因と考えられる環境から離れると、症状が改善する」ということです。

つまり、「環境」によるストレスが、発症の原因と症状の変化要因に明記されているのが『適応障害』です。

うつ病には、環境因は診断基準に明記されていません。

 

適応障害の症状とうつ病の症状はとても似ています。

症状の程度が比較的軽いものが『適応障害』、

症状の程度が重いものが『うつ病』といえる側面があります。

 

ですので、『適応障害』は放っておいてしまうと『うつ病』になってしまう危険性が高い病気です。

 

程度の問題を表している特徴に、「ストレス因となっている環境から離れれば数ヶ月以内に回復する」のが『適応障害』となります。

また、数ヶ月経たずとも、その環境から距離をとって比較的早く、症状の軽減を感じられるケースもあります。

 

しかし、『うつ病』は、原因と考えられる環境から離れても、すぐに症状は消えないこと、長期化が見込まれることが一般的です。

 

適応障害の症状

適応障害の症状は、「5月病」の記事「うつ病」の記事で触れている症状とほぼ同じでありますが、

改めて整理します。

 

ポイント

症状

身体症状(頭痛や腹痛、吐き気、倦怠感など)

睡眠障害

気持ちの落ち込み

情緒不安定性(通常以上の緊張感や不安感、怒りっぽさなど)

・食欲不振or過食

などになります。

 

いずれにしても「いつもの自分と違う。調子が悪い」ということであれば、

軽んじずに、環境の影響を考えてみたいと思います。

 

コロナの影響

ここ1年間の大きな環境の変化として、「コロナ」はやはり避けて通れないと思います。

「コロナ」による様々な制約、行動変容を私たちは求められています。

 

必ずしも、コロナによって「ストレスが増した」という人ばかりではないかと思います。

「コロナによる環境変化で過ごしやすくなった」とおっしゃる方々の声も聞いています。

 

ただ、それでも、「ここまで長く続くとしんどい」という気持ちになってきています。

なので、最初からコロナによる変化がかなりのストレスになっていたとしたら、

1年以上経った今、限界がきても何もおかしいことではないですよね…。

 

誰でもなりえる病

精神疾患の全てが「誰でもなりえる」とは言えません。

それは精神疾患の種類によって、発症原因や発症年齢などが異なるからです。

けれど、「適応障害」と「うつ病」は、本当に誰にでもなり得ます。

どんなにプラス思考で明るく見える人でも。どんなに人生が成功していたとしても。

優しい人も優しくない人も、敏感な人も鈍感な人も、適応障害とうつ病にはなりえます。

けれど、自分がなるまではどうしても「他人事」と考えてしまったりするので、

正しい知識を広めていきたいなと思っています。

 

対処法 見出し2

『適応障害』は「ストレスとなる環境から離れると回復する」ことから、

何よりも「環境調整」が重要になります。

 

環境調整

例えば、「4月から異動になった部署の仕事が合わない」ということであれば、

仕事内容の変更を職場と相談できたらベストです。

ここまでストレートに環境調整できなかったとしても、

できるところを調整することが大切です。

 

会社や学校を一定期間休み、心身を回復させた上で、今後の環境についてじっくり考えるという対処は、

第一選択される有効な対処法だと思います。

 

ストレス対処スキル

「過敏性腸症候群(IBS)」の記事でも書きましたが、

自身のストレス対処策を増やす試みをすることが有効な治療の1つです。

 

「認知の歪み」の緩和や、

「人に話す」「ジムに行って発散する」「お気に入りのカフェでくつろぐ」などの

ストレスの対処法(「コーピング」)の数を増やしていけたらいいと思います。

 

『適応障害』の初期であれば、ストレス因となる環境が仮に仕事であったなら、

休日は比較的元気に過ごせる傾向にあります。

なので、ぜひ「好きなこと」をたくさんして、心にエネルギー補給をしてほしいと思います。

 

注意ポイント

最初に述べたように、『適応障害』は、進行すると『うつ病』になる危険性があります。

心も体と同じく早期発見がとても重要です。

心身の不調を感じたら、我慢しすぎず、病院を受診して欲しいと思います。

 

『うつ病』についても記事もありますので、

こちらもご参考にしていただければと思います。

 

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今回は急遽、『適応障害』についてまとめました。

 

次の精神疾患の記事では、「不安障害」についてアップしています!

「不安障害」は、一般に「治る病気」とされていますが、実際は、実に程度の差が大きい病であると個人的に感じています。

「不安障害」だけでなく、誰もが感じる「不安」という感情に関しての理解にも繋がればと思います。

 

 

最後までお読みくださって本当にありがとうございましたm(__)m

 

 

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