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性被害サバイバーの1事例

ある性被害サバイバーの話31 ~記憶があいまい~

2021年6月1日

「ある性被害サバイバーの話」を最初からお読みいただくときはこちら

前回のお話はこちら

 

母のガンが発覚し、週に2日の派遣を辞めてフルタイムで働き始めます。

そして仕事を始めて間もなく、パニック発作」が出現してしまいます。

 

当時は自覚していませんでしたが、この頃の記憶があまりないことを考えると、

けっこう混乱していたのかもしれません。

 

回想:フルタイムで働き始める

母のガン治療は、まず抗がん剤治療からスタートしました。

入院ではなく、通院でしたので、生活は普通に家でしていましたし、

母は当時、働いていたので、休みを入れながらも勤務を続けていました。

なのでこの時点では、私たち家族が「介護に追われる」ということではありませんでした。

 

けれど、通院時の付き添いや抗がん剤が効くかの不安、母の髪の毛が抜けていくなど、

話しには聞いていても実際に家族に起きると平静ではいられないものですよね。

 

私は、梅雨ごろからフルタイムの事務員で働き始めますが、3ヶ月目ころにパニック発作に見舞われます。

 

解説:記憶がおぼろげ

このころの記憶があいまいです。

仕事のストレスもありましたが、母親の治療が本格化して、家族間でイザコザといいますか、

それぞれがストレスを抱え、もともと家族と折り合いが悪かった私は、どうすればいいのか混乱が続いていたように思います。

 

回想:パニック発作の出現と大学院受験

職場でパニック発作が起きるようになり、

食欲も低下したのか、急激に痩せたことを覚えています。

 

そして、大学院は9月ころの秋と2月頃の春の年2回受験がありますが、

秋受験を受けたのか受けなかったのか、記憶がはっきりしないのです。

 

たぶん、受けていないのかなと思います。受けていたらさすがに覚えているかなと。

 

解説:記憶があいまい

たびたび「あまり覚えていない」と書いていますが、この頃の記憶が本当にあまりないんですね。

ブログで記事にしようと思って気付きました。

ただ、「大学院を受けるかどうか」というのは私にとって極めて大事なことですので、

「たぶん受けていないのだろう」と予想はできても、記憶がないのは不思議です。

 

記憶力は良い方なのですが、母のガンが発覚してからフルタイムのパートを始めて夏ごろまでがおぼろげです。

「混乱状態で、気もそぞろだったため、行動を覚えていない」のかなと解釈しています。

「軽い解離なのかどうか」も検討してみましたが、そこに意味はないなという結論になりました。

 

突然「パニック発作」が出たことからも、不安が強くなっていたのかもしれません。

 

解説:「心理士になりたい」という意志は強くなっていた

9月は大学院を受けていなかったのかもしれませんが、

大学院に行きたい気持ちは日に日に強くなり、焦りもひどくなっていました。

なので、受けなかったとしたら、原因は、「研究計画書」を完成できなかったからかもしれません。

 

大学院受験には、「願書出願」時に、「研究計画書」という大学院で何を研究するかについての計画書を提出しなければいけません。

私はもともと、この「研究計画書」の作成に苦労していまして、

ちゃんと書き上げる元気がなくて願書を出せなかったのかなと推測しています。

 

回想:意味のない資格取得に走った

よくよく思い出してみると、

この頃に『メンタルケア心理士』だったか、そういう民間資格を取れる通信の講座の申し込みをしていました。

 

30万円です。

まぁ、こういう資格取得のスクールではよくある値段設定ですね。

 

解説:必死で現状打破を試みていた?

私は大学3年のころに「臨床心理士ではなくても心理カウンセラーとして就職先がないか」と調べました。

そしてその後も求人情報は定期的に見ていました。

 

結論は「臨床心理士でないと仕事に就けない」ということでした。

 

それなのに、貯金はたいて「資格商法」に申し込んでしまうとは、「どうしてだったのだろう?」と考えると、

はっきりと覚えていませんが、混乱の延長で、なんとか現状打破したかったのかもしれません。

 

「藁をつかもうとして本当に藁だった」という典型的な例かもしれません。

 

「資格商法」

「公認心理師」という国家資格ができたことで、減ると考えられていた問題に『資格商法』がありました。

「『○○カウンセラー』『○○心理療法士』などの資格取れます!」と謳い、

生徒を集めて講義を受講させ、資格を取得させるビジネスです。

それ自体は違法ではありません。

ただ職業に結びつかないのです。

その資格でカウンセラーとして仕事をするなら、その資格会社が同時に運営しているカウンセリングのカウンセラーになるか、開業するかしかありません。

(カウンセラー資格ビジネスを行っている会社は、同時にカウンセリングサービスも提供していることが多いです。もちろん資格取得のみの会社もあります。)

それを理解した上での資格取得であれば、大金払ってもいいかもしれないですが、

「カウンセラーになりたい」と志望する人が多いことにつけこんでいることもあるかもしれないので要注意です。

 

大事なことは、「弱っていると判断力が落ちる」ということです。

こういう弱さにつけこんで、怪しいビジネスの勧誘などが行われていますよね。

 

ただ、後から振り返ってみると、なんてバカだったんだろうと思っても、

当時はその人なりに一生懸命だったのだと思います。

 

 

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パニック発作が職場で出るようになってしまい、職場での人間関係も良くなく、

3ヶ月程度で退職になります。

 

フルタイムのパートは辞めましたが、すぐに派遣でフルタイムの事務職に就きます。

「メンタルケア心理士」という講座も進行中になります。

 

派遣のフルタイム事務員のころからは記憶が戻っています。

 

次回は、エピソードの続きではなく、

「記念日反応や過覚醒などのトラウマ反応と一般的な心理原則との絡み合い」

について、私の例を参考に書いています。

続きはこちら

 

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