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心理雑談 日記

【こぼれ話】「セルフ・コンパッション」やってみた ~寝子の失敗体験~

2021年8月22日

 

前回の記事で「セルフ・コンパッション」についてご紹介しました。

 

今日は【こぼれ話】として「寝子が自分にやってみた」という体験談になります。

 

えっと、心理士として「○○療法」というもの、クライエントさんには用いても、

自分で自分に用いることはそうできていないという真実を、思い切って恥を忍んで打ち明けたいと思います。

 

この記事は、「心理士ならちゃんとして」というお考えの方は読まずに

他の記事をお読みいただければと思います。

こちらの記事「基本的信頼感の欠如」とか

こちらの記事「人の機嫌を取ってしまうのはどうして!?」とか

お勧めです!

 

笑って済ませてくれる寛容な方だけ、このままお進みくださると有り難いです笑

 

ただ、そのことで、「合わない対処法があっていい」「うまくできなくても大丈夫」というどなたかの励みになればと思います。

 

注意ポイント

あくまでも寝子の場合です!!

他の心理士さんはどんな療法も自分にもいつも行うことができる達人かもしれません!!

 

認知行動療法

とても有名になり、もはやこのブログを読むほどの方であれば全員ご存知ではないかという

「認知行動療法」ですが、

歴史的には「3世代」に区切られています。

 

先日ご紹介した「マインド・フルネス」「アクセプタンス」「セルフ・コンパッション」という療法は

認知行動療法の「第3世代」と呼ばれるもので、比較的最近のものになります。

 

「認知行動療法(CBT)」という言葉に忠実であったのは「第2世代」までの療法だと思います。

 

第1世代が「行動療法」、第2世代が「論理療法」「認知療法」になります。

 

行動療法と認知療法は、精神疾患の回復には非常に重要なので、スキルとしては必要ですし、いつも触れていることであります。

 

一方で、「第3世代」の「マインド・フルネス」などは、正直申し上げると、

そんなに得意ではなく、個人的な好みとしてもあまり心惹かれなかったのです。

 

「マインド・フルネス」

「マインド・フルネス」は、「瞑想」ということもあり、

心理支援に限らず、ヨガなどの健康ブームとも関わって、一般に知られるようになっていると思います。

 

心理療法としても、「うつ病を3回以上再発する場合に有効」というエビデンスがあります。

 

学術的には有効な治療法の1つであることは間違いないのでしょう。

 

ただ、私は「マインド・フルネス」は、正直申し上げると、今も個人的に馴染みません。

「個人的に」好まないということは、「心理士としても」結局のところうまく活用はできないものです…。

 

私個人の印象

「マインド・フルネス」をご専門にしている心理士の先生方からは集中砲火を浴びてしまいそうですが(汗)、

誰にでも得手不得手、好き嫌いがあるものです。(許して…)

 

「マインド・フルネス」は、私にとっては

 

「今ここ」ってなに????

 

…という、その時点から反発のような感覚を抱くものでした。

 

そして、やったことがある方は分かるかと思いますが、

特に始めのうちは「どうなったらうまくいっているのか…」が分からないのです。

効果があるかどうかの前に、ちゃんとできているのかすら、よく分からない…。

 

そんな感じだったので、苦手意識を持ったままでしたし、

心理士として職務にあたるときには、「マインド・フルネス」を用いる必要もありませんでした。

他のさまざまな療法の方が、私には有効に思えたし、それらを習得したいと思いました。

 

「セルフ・コンパッション」

「マインド・フルネス」には魅力を感じていなかったのですが、

「セルフ・コンパッション」という対処法を知って、

「これは素晴らしい!!」と思いまして、

「マインド・フルネス」も含めていろいろ勉強いたしました。

 

でも、そううまくいかないなという失敗体験を見事にしましたので、

私の「初めてのセルフ・コンパッション体験談」をご参考までに記したいと思います。

 

「失敗している」という状態と立て直しの過程です。

 

寝子がやってみた

私が初めて「セルフ・コンパッション」をやってみようと試みたときに抱えていた不快感に

「過去の兄の言動に対する怒り」がありました。

 

これはもうずっと抱えているもので、フラッシュバックとまではいかないけれど、

兄にされたことが映像としてはっきりと思い出され、それがいくつもあって、

そのたびに兄に対して強い怒りと悔しさを感じ、行き場のない気持ちになっていました。

 

ちょうど「初めてのセルフ・コンパッション」を学んでいるときに、

また兄のことが思い出されたので、「セルフ・コンパッションやってみようかな」と思いまして、

 

ちゃんと座って、身体の感覚に注意を向け、モヤモヤを「感じて」「受容」し「言葉をかける」としていくと

 

(セルフ・コンパッション中)

うん、腹が立つね。むかつく。イライラ。悔しい。まぁ仕方ないね。当時言い返せなかったもんね。ああ、頭にくる…

 

 

・・・・・・・・・・

 

・・・って、怒りが全然なくならないじゃねぇか!!!

(ちゃぶ台返し!!)

 

 

 

ってなったんですよ。

 

 

 

その数秒後に

「いや、“なくならないじゃないか!”って、無くそうとしてたらダメなんだって。それは受容(アクセプタンス)できていないよ」

と自らの突っ込みが入りまして、

 

おおお!!確かに!!!

今までも「怒るのは当然」って思いながら、

実は「早く怒りがなくなってほしい」「まだ怒ってるのか」と、

なくそうなくそうと思っていたことに気づきました。

 

 

気づいてなかった、人にはさんざん「怒りはなくそうと思うときにはなくならない」と言っているのに、

私自身も自分では「怒って当然」と認めていたつもりでいたのに、

本当は受け入れられてなかったことに、やっと気づいたのです。

 

 

それでもう一度やり直しました。

 

そしたら、一時グワーっと身体に負の感覚が広がったのを感じて、

「コンパッション」として「兄のことは嫌いだ。でも、兄にされたことに対する私の今の怒りは悪くない」と声かけが出てきまして、

そしたらスーっと軽くなったのです。

 

この感覚は、フォーカシングが成功したときと似た感覚でした。

 

「理解」との違い

自分の状態を心理学的知識などによって理解できるとそれだけで落ち着くことができます。

この場合は「納得できた」という頭のモヤモヤが取れたような感覚に近いかなと思います。

私はこちらの方が個人的にも心理士としても得意ですw

 

「マインド・フルネス」や「セルフ・コンパッション」の落ち着きは、

身体感覚によって感じられる感覚であるといえるかもしれません。

身体の風通しが少し良くなったような、そんな感じかもしれません。

どちらが良いということではなく、

ご自分に合う方法をできれば複数持っているとストレスに強くなれると思います。

 

トラウマ

私はトラウマがあったので、

「マインド・フルネス」のような対処に、本能的に恐怖があります。

得体の知れない感覚に注意を向けるというのは、

トラウマがある人にとっては非常に怖いことである場合があります。

 

リラックスが怖いというか、直面するのが恐ろしいというか、

そういう感覚になることは珍しくないので、本当に無理することはありません。

 

だからこそ、トラウマ治療には、身体感覚に注意をむける療法やPEなどの言葉による療法、EMDRなど、

多方面からアプローチ法が編み出されているのだと思います。

 

 

本当に好みの問題ですが、私は「マインド・フルネス」の「今ここ」が分かるようで分からなかったです。

「今ここって言ったって、過去のことでいっぱいだよ」という感想でした。

でも、「セルフ・コンパッション」を知り、その理解を深める中で、「マインド・フルネス」の「今ここ」が前よりは理解できた気がしました。

 

 

余談ですが、「フォーカシング」とどう違うのか、とずっと思っていまして、

要するに、万国共通で、「自身の今の感覚に注意を向ける」という瞑想的な試みは有効であるということなのだろうと受け止めております。

「瞑想」の細かいやり方が微妙に違うのかな、と捉えています。

(「認知行動療法」にカテゴライズするために「マインド・フルネス」としたのかな、などと邪推してしまったりもしますが、寝子の戯言はここらへんにしておきます)

 

 

いろいろな対策がうたわれますが、

心理士や精神科医なども、自分にはうまく遣えていないし、得手不得手や好みがあります。

何かの対処法が重荷になっていたら本末転倒ですから、

合わないときは気にしないでスルーしていいのだと思います。

 

 

 

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心理療法に限ったことではありませんが、

ご自身に合う事柄を見つけて増やしていけるといいのかなと思います。

 

 

今日も最後までお読みくださってありがとうございましたm(__)m

 

 

 

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