" />

性被害サバイバーの1事例 日記

怒りの身体完了はできるのか!? ~寝子の新たなチャレンジ~

2022年12月21日

 

 

私、二の腕に筋肉がついたら人生が変わると思うの!

 

 

ということで、こんにちは(●^o^●)

 

 

今日はただの「寝子の近況」です♪

 

 

身体アプローチの知見

「神経生物学的パーツアプローチ」に出会ったことで、

「ポリヴェーガル理論」や「ソマティック・エクスペリエンシング」などの

「身体へのアプローチ派(寝子が勝手に命名)」を改めて学びなおし、理解を深め実践できる研鑽を積んでいます。

 

その中で、身体的な弱さが及ぼす心への被害の重さを改めて痛感し、

女性や子どもの無意識の防衛本能に対する理解が深まると同時に、

男性の優位性に腹立たしさを感じることもあるというのが正直な気持ちです。

 

科学的なデータで、トラウマティックな出来事にあうと、

男性は「逃走か闘争か」という交感神経系が活性化されたまま、それがトラウマ症状として顕著に現れるのに対し、

女性は「麻痺や解離」といった「不動状態」、ポリヴェーガル理論における背側迷走神経系にスイッチされ、

それが症状になるということが示されています。

 

つまり、男性は「不動状態」には陥りにくく「可動化」に留まるのに対し、

女性は「戦うことも逃げることもできない」と瞬時に判断し「不動状態」まで至ってしまうということです。

 

これは生存に必要な反応だと思いますし、男性の「交感神経系の活性化」に留まるほうがマシということではないことはわかってはいます。

 

けれど、男性から性被害にあい、原家族の中でも“兄”が一番のトラウマ原だった私からすると、憤りを感じてしまうのであります…。

 

ソマティック・エクスペリエンシング

そんな中、ソマティック・エクスペリエンシングという身体アプローチによるトラウマケアを学ぶ中で、

 

ソマティック・エクスペリエンシングがいうところの「身体的な完了」というものが、

どうにもこうにも理解がしきれませんで(汗)

 

 

…そんなうまく身体反応が起きる??

 

とか

 

…本当にそれでトラウマは癒えるの???

 

 

みたいな疑義が私の中で次々出てきて、

 

 

(すみません。あくまでも私の脳みそや身体がついていくことができないということなので、

ソマティック・エクスペリエンシングそのものは非常に効果が高い素晴らしいものだと思います)

 

 

 

どうにもこうにも腑に落ちねぇ…

 

 

 

みたいな状態が続いておりました。

 

でも、すごく核心をついていると思いますし、疑念が湧いてくるからこそ「理解したい」「実践したい」という思いも強くなっていました。

 

 

私のコンプレックス

私個人の話に戻りますが、「仕方がない」と“諦めていた”けれど、

私は女だから当然力は弱いし、その中でも運動神経が全くないことで、

 

身体全身脂肪w

 

だったんですね。

 

でも、コロナの外出自粛をきっかけにユーチューブの筋トレやヨガの動画に出会ったことで、ちょっとは筋肉がつきました。

 

そのことはすごく嬉しかったです!

 

でも、身体的なパワーは弱いことに変わりはありませんでした。。。

 

私の“怒り”

それでですね、身体的な弱さがトラウマを深くするなら、

「じゃあ強くなったら変わるのか」とか真面目に考えたりしたんですよ。

 

そんなことを考えるのは、兄に言われたことされたことがたびたび蘇っていて

それに伴って怒りや悔しさが沸いてくるからでした。

 

そんなに「身体」が大事なら、もし今からでも私が巨漢の兄を殴れるくらいな身体能力をつけたら、

実際には殴らなくても気持ちは変わるのだろうか、

トラウマ反応は起きづらくなるのかな、などと

 

そういうことじゃねーだろ

 

と思いながらも、ソマティック・エクスペリエンシングが分からなさ過ぎて、考え過ぎて、変なことまで考えたりしてました笑

 

無力の再確認

そんな中、トラウマ治療の第一人者であるヴァン・デア・コーク先生の本を再読していたとき、ふと

 

「(トラウマを負った人は)あきらめるように条件付けられている

 

という一文が目に留まりました。

 

ああ、私もそうだと思いました。

 

私は女子の中でも筋力が本当になく、小中高校時代の全てで、握力も背筋力も「本気でやってんのか?」と体育教師にいちゃもんをつけられるほど、非力でした。

 

だから、身体的に強くなることなんて無理だと思っていました。

 

その中でももっともなかった筋力が「二の腕」です。つまり「腕力」

 

腕力だけはどんなに筋トレしても、どうしてもつかない…。

 

くだらないことに思えますが、でも、何かに腹が立ったとき、

クッションを殴ったりボクシングジムで発散したりすることはトラウマに限らず有効な対処であることは有名です。

 

でも、私の場合は、「怒り」を感じてそれを身体的に発散しようとすると、

余計に自分の非力さを認識することになってしまうので、一切していませんでした。

 

エアパンチとか、クッションを殴るとかいっても、本当にただの「猫パンチ」でしかなくて、

力が入らないのだから何の解消にもならないのです。

むしろ、身体的な弱さを見せ付けられるだけで、さらに心にダメージを受けます(苦笑)

 

新たなチャレンジ

ソマティック・エクスペリエンシングだけではなく、

最近のトラウマ治療では身体の動きやマッサージなどを重視して効果をあげているものが多く、

実際にボクシングジムやバスケットボールなどを勧めるものもあります。

それで、

 

 

諦めない!!

 

 

という決意の下、

 

 

「そんなに言うならボクシングジム行ってみようかな」

 

 

と思ったのです。

 

 

サンドバック購入

でも、ボクシングジムって高いんですね(爆)

しかも家から近いところにはない…。

 

効果があるかもわからないし、そんなにお金もかけられないし、時間もないし…。

 

ということで、妥協案として家用の

 

 

サンドバックを購入しました!!

 

 

グローブも一緒に!!!

 

 

「怒り」パーツが喜んでる

今までの私には馴染まないし、別に「殴りたい」わけではないので、続くかどうかわからないし、

そもそも「一体どうやってやればいいのだろう…」とパンチの仕方すらわかりませんが汗

 

でも、サンドバックを購入した翌日から、なんだか元気に嬉しくなっていることに気づきました。

 

その感覚を眺めてみると、パーツアプローチでいうところの「怒りのパーツ」が喜んでいるようだと分かりました。

 

それで、

 

ああ、そうだよね、今まで「怒りは大事」と言いながら、結局頭の中だけで済まそうとしていたもんね、と気づきました。

 

自分のトラウマ反応である「怒り」に、今の自分が大して手間をかけていなかったことに気づきました。

 

「この子を思いっきり発散させてあげよう」という努力はしていなかったなと。

 

ただひたすら「頭の中だけで」どうにかしようとするだけだった…。

 

それは根っこで、私は怒ることをあきらめていたんだと思います。

 

 

「怒っても自分が嫌な思いをするだけ」

「怒りを身体的に発散できるほど強い身体じゃない」と。。

 

 

ソマティック・エクスペリエンシングが分からなさ過ぎたことが、

かえって私に考えてもみなかった新しい方法を試してみることにつながりました!

 

二の腕が人生を変える

それで、トラウマだけではないところで、

私は前から「もうちょっと腕力がついたら生活が便利になるんじゃないか」って思っていたんです。

 

でも筋トレしてもつかないのであきらめていたんですけど。

 

でも、もし万が一、ボクササイズで少しでも腕力がついたら、

私にとってはそれだけで革命的だな!と楽しみになっています。

 

(もはや“怒り”の消化ではなくなっているw)

 

 

いずれにしても自分を使ってちょっと実験してみようと思っています♪

経過をまたブログでご報告したいと思っています!!

 

 

 

↓押してくださると寝子のパンチ力があがります!!

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 心理カウンセラーへ
にほんブログ村

↑いつも本当にありがとうございます!!

みなさまの一押しのおかげで2年間続けることができました!

 

 

 

このブログもちょうど丸2年になりました!!

 

2年間、細々とでも続けてこられて本当に嬉しいです。

 

もう1年、もう2年と、これからも年月を重ねていけたらいいなぁと思っております。

 

 

今日も最後までお付き合いくださってありがとうございましたm(__)m

 

 

今年も残りわずかですが、みなさまが楽しい年末を迎えられますように…

 

 

-性被害サバイバーの1事例, 日記

© 2024 心理カウンセラー寝子の寝言 Powered by AFFINGER5