今回は、たまにご質問いただくことにお答えしたいと思います!
ただ、あくまでも寝子の場合です笑
目次
カウンセラーは悩みを引きずらない?
カウンセリングをしているとクライエントさんに
「次から次にいろんな人をカウンセリングしてよく切り替えられますね」と言われることがあります。
では、一応「メンタルケアのプロ」であるはずの心理カウンセラーは、
切り替えがうまいのでしょうか?悩みは引きずってないのでしょうか?
答えは、いいえ。
隙ができれば引きずりまくり、全然切り替えできてません笑。
集中してるだけ
“隙ができれば”というところがミソです。
さきほどの「次から次にいろんな人をカウンセリングしてよく切り替えられますね」ということへのお答えは
「切り替えているのではなく、集中しているだけ」となります。
例えば、どんなに前のクライエントさんが重い状態であっても、直前に医師とケンカしたとしても、
今目の前にいるクライエントさんに集中します。当たり前ですね、それがお仕事ですから。
1つのことに集中していますので、ほかの事を考える隙がなくなります。
なので結果として、「他のことは考えていない=切り替えられている」と見えるのだと思います。
引きずりまくり
・・・でも、ちょっと休憩などに入ろうものなら考えまくりです。
単純に、今日会っていないクライエントさんのこともいつも気になっていますしね。
「大丈夫かなぁ?」とか「悪化してないといいなぁ」とか普通に考えていますし、
もっと具体的に「話していたことはこういう意味だろうか」とか「自分の対応は良かったのかどうか」とか、
まあいろいろと考えることは尽きないです。
仕事もプライベートも延長線上
「仕事とプライベートはしっかり分ける」とよく聞くけれど、
プライベートになったらまるで仕事のことは考えないっていう状態のほうが不自然なんじゃないかとも思うんです。
それに、プライベートで経験したこと知ったことは仕事にも生きるでしょうし、
仕事で経験したことや知識もプライベートで生きると思いますので、別の次元のことじゃないですもんね。
「ONとOFFの切り替えを!」っていうスローガンが、実はあんまり好きじゃないです。
そんなスイッチついてないしw
確かに、休みなのに休めてなくて仕事のことでモヤモヤっていうのは健康上よくないと思います。でも、中身の問題かなって。
「切り替えできてこそ善!」みたいな考え方が好きじゃないひねくれ者です。
引きずりまくりですがなにか?
ということを叫んで、引きずっている人たちとスクラム組みたい。
休日はそれなりに楽しもう
ただ、“仕事の悩みを引きずらない方法”とかって世にうたわれているように、あまり引きずっていると大変です・・・。
じゃあどうしたらいいのかなぁと心理士として考えまして、
大事なことはまず「オンとオフを切り替えないと!!」と思い過ぎないことはけっこう大事かもしれないです。
そもそもなんのために「切り替える」のか、それは「それ以外の時間を楽しく過ごすため」ですよね。
考えてしまうことが仕事のことであれば、「仕事以外の時間を楽しく過ごすにはどうしたらいいか」を考える。
そもそも仕事のことをプライベートで考えていても、楽しかったり意味があると納得できたりしていれば切り替える必要はないですよね。
「切り替えないと」と思い過ぎない
なんでこんなことをわざわざいうかというと、
「“切り替えないと”と思いすぎると、切り替えられない自分をますます責めて、もっともっと頭から離れなくなる」
状態になってしまうことを目の当たりにしているからです。
悪いことなのではないです。
日々の心身のメンテナンスルーティンは持とう
ただ1つ、それがうつ病など、何かの不調のサインであったら無視できないですね。
そこに気付くためにも、ルーティンは持っていたほうがいいと思います。
日々の中で、「帰ってから食事やお風呂を済ませて動画を見る」とか「ストレッチする」とか。
そういったささやかなリズムができているかどうかは大事かもしれません。
ちなみに私は、心理士になって8年間くらいは、仕事の前後に必ずカフェしてました。
まっすぐ職場に行けなかったし、まっすぐ家に帰れなかったです。
気持ちの整理の時間を仕事の前後にとっていました。
それがいつからか、まっすぐ帰れるようになりました。
どちらが良いかはわかりません。
ただ、時間の経過と共に自分も変わるので、
なんでもかんでもコントロールしようと無理しなくてもいいのかなと思っています。
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結局何が言いたいのかわからなくなってしまいましたが汗、
ただ、「切り替えが下手」ならそれはそれで悪くないと思いますし、
自分なりのあり方で良いのだろうと思っています。
心理のプロでも、ストレス対処なんて全然できていませんので、
みなさまどうか自信をもってくださいね
(^_-)-☆
次回は、「防衛機制」についてご紹介しています。
無意識の作用はすごく興味深いです!
自己理解や他者理解のヒントになれば♪
最後までお読みくださってありがとうございましたm(__)m
またのお越しをお待ちしております♪