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心理雑談

「話を聞いているだけ」は楽!? ~「人の話を聴く」のは重労働~

2021年8月26日

 

今日は、カウンセラーとしてたまに言われる

「話を聞いてるだけで給料をもらえて楽でいいですね」というセリフを思い出し、

そのことに関する内容です。

 

このように言ってくる人たちに対してではなく、

「人の話を真面目に聴くことのストレス」について軽く書いていきたいと思います。

 

「話を聴くのは楽」!?

「話を聞いてるだけで給料をもらえて楽でいいですね」

という発言を、臨床心理士になった直後あたりに何度か言われました。

 

「そういえば、最近は言われないなぁ」と思ったら、

それは勤務先が医療機関になったから、そういう不見識なことを言われないようになったのかもと思いました。

 

上記のセリフは、主にSCとして勤務していた学校先で教員に言われました。

通りすがりの生徒に明るく言われたこともありますが、

生徒が言うのは、その生徒自身がそう思っているというより、

周囲の大人たちが「スクールカウンセラーなんて楽な仕事だ」と言っているのだろうと思っています。

 

今は、臨床心理士という仕事が「話を聴くだけ」とは思われなくなっているなと思います。

 

話を聴くのは重労働

「話を聴くだけ」というのは「楽」かというと、全く違います

 

「話を聴くのは楽だ」と思う人は、その人自身が、人の話を真面目に聴いたことがない人だと断言できます。

 

私は、「ただ聴く」というのはアドバイスするよりもものすごく大変でとても疲れることだと思います。

 

だから、アドバイスしたくなってしまうことが多いのだと思います。

 

ただ聴くことがしんどいから、何か言いたくなってしまう。

 

人の話は、真面目に真剣に親身に聞けば聞くほど、聞くほうは疲れますし、

話の内容がネガティブであれば聞くほうも傷つきますし、苦しい思いになります。

 

二次受傷

災害や事件事故などのトラウマティックな体験をした人たちの支援にあたるとき、

支援者側が傷つくことを「二次受傷」といいます。

災害直後に悲惨な現場を目の当たりにしたり、トラウマティックな体験の話を何度も聴くなどのことによって、

サポートする側も心的外傷を負うというものです。

「二次受傷」への対処は、「傷つかないように」とするのではなく、

「サポートする側も傷つく」ということを理解して、支援者同士で支えあうなどを重要視しています。

 

大変だからこそ、カウンセラーという仕事の意味の1つが「ただ聴く」なのだと思います。

 

人の話を真面目に聴くストレス

裏を返すと、

「しょっちゅう、何の枠組みもなく、他人のネガティブな話を聴き続けることは相当なストレス」といえます。

 

優しくて真面目で「誰にでも誠実に接しよう」としている方の中には、

不誠実な人の話もちゃんと聴いて、そのことがけっこうなストレスになっていることが少なくありません。

 

人の話をちゃんと聴くことは素晴らしいことだと思います。

ただ、それは労力がいることですし、相手を選んだ方が良いことでもあります。

 

要注意人物

他人の気持ちをあまり考えないタイプの人に、

「聴く側の負担をまったく考えない」という人がけっこういます。

 

聴いてくれる人に感謝もなにもなく、

自分の愚痴や悩みを一方的に話しまくって去っていくタイプの人です。

こういう人は、相手の大変さを考えませんから、

自分の都合だけで連絡してきて、対応しないと責めてきたりします。

 

本当に、このようなタイプの人は無視しましょう

 

責めてこようが気にせずに縁を切りましょう

縁を切れないなら、関わる回数を意識的に減らしましょう

 

罪悪感を感じるかもしれませんが、このような人は、誠実に対応しても無駄です。

自分が持っているエネルギーは有限ですので、誠実さは誠実な人に遣いたいものです。

 

心理士の特技

あくまで私の場合ですが、私が心理士になって「プライベートで良かったな」と思うことは、

「プライベートでも人の話を親身に聴けるようになった」「人の気持ちがわかるようになった」なんていうことではありません。

 

良かったなと思うのは、

 

瞬時に、先ほどのような無礼な人を見抜き、即効で心のシャッターを下ろし、関わらない。

 

という対処をまさしくプロ並にプライベートでできるようになったことです!笑

 

プライベートで、人の話を親身になど聴きませんw。

ものすごく疲れますから。

エネルギーを無駄遣いせず、

仕事では、本当に本気で全力でやっています。

 

言い方・聴き方

ただ、ネガティブな話を人に話すのは迷惑だ、ということではありません。

他者に対する思いやりが欠けている人には接しないほうがいいというだけです。

 

悩みや愚痴は安全な場で話せると軽くなりますし、

聴いた側も「相談してもらえて嬉しい」「私もそういう経験がある」等という喜びとなる可能性があります

 

言ってしまえば、自分が好きな人、信頼できる人、安全だと思える場だけで話したり聴いたりすることが一番良いのかもしれません。

 

カウンセリングとは、そのような場の代表であると思っています。

 

話し方

ネガティブな話をするとき、あくまでも私のプライベートでの個人的な対策になりますが、

「言い方」は気をつけています。

例えば「イライラ」などはそのまま言語化すると聞く側が大変なんですよね。

なので、トーンを落として悲しげに話すように工夫したり、

聞いてもらったら必ずお礼を言うなどするようにしています。

 

あと、最初に「聞いて欲しいだけ」あるいは「どうするかアドバイスしてほしい」と

こちらの要望を明白にしておいたほうが、お互いが不要に傷つくことが減るかもしれません。

 

ただ、これは「アドバイスしてほしい」と言っておきながら全く聞かずに、

結局は「ただ聞いて欲しかった」パターンもたくさんあるので、

あくまでも自分のことをちゃんと把握している場合に限定されるかも…。

 

注意ポイント

上記はあくまで友人や同僚などの場合の会話です。

カウンセリングなどで「クライエント」の立場であれば、何も気にする必要はありません

 

聞き方

誰かの悩みや愚痴を聞くときは、先に述べたように、

真剣に聞くのは「大事な人」だけでいいと思っています。

 

ポイントは「無意識で真面目に共感的に聴いていないか」ということです。

 

これは素晴らしい能力だと思いますが、

優しさに欠ける人の一方的な不幸話を親身に聞いても、本当に疲れてしまいます。

 

疲れることも覚悟ならもちろん良いと思いますが、

「知らず知らず魂吸い取られている」という状態になっていることも多々ありますので、心当たりがある方は

 

「話を受け流すぞ!!」

 

意識してほしいと思います。

 

意識するとそれだけで前よりスルーできます。

 

また、自分の体調が悪かったり、疲れているときに、「人の話を聴く」というのは、

イライラしてしまうなどして後に自己嫌悪になってしまうこともあります。

 

具合が悪いときや疲れているときは特に人の話は聞かないようにしたほうが無難かもしれません。

元気になったら聞けたら聞こうで良いのかもしれません。

 

また、「聞き流そう」とすることは、「肩の力を抜く」ような作用があります。

なので、ただ「不真面目」という対処でもないのです。

「話半分で受け流そう」ということで、柔らかい返答ができることがあります。

 

 

誰かの話を聞いて疲れたら、それは「ちゃんと聞いていた」という証なのかもしれません。

ただ、相手が自分にとって「合う」人であったら、

聞いた後は「疲れた」よりも「楽しかった」「癒された」という心地の良いものなのではないかと思います。

 

なので、「疲れ」には気を付けられるといいかもしないですね♪

 

 

 

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今日も最後までお付き合いくださってありがとうございました!

 

またのお越しをお待ちしております!

 

 

 

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