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心理士の裏話

カウンセラーに依存することはある!? ~「枠組み」の重要性~

 

今日も、軽い感じで寝子の考えを綴ろうと思います!

 

頻繁ではありませんが、たまに「カウンセラーに依存する」というような内容が

悪い意味でツイッターでも見ることがあります。

 

また、クライエントさんからも「依存しちゃうかな…」と心配そうにおっしゃることもたまにあります。

 

そこで、今回は、「カウンセラーに依存するのか」ということについて、

寝子の解答を述べたいと思います。

 

依存はしない

私は、クライエントさんがカウンセラーに依存するというのは、

狭義の意味では「ない」と考えています。

 

ただ、「依存」という意味を「その人しか頼りにできない」という面まで広げたらあり得るとは思います。

 

しかし、「依存」とは、

「特定の何かに頼ることで、その事柄にコントロールされてしまう」

という主旨であると私は考えています。

 

その意味では、カウンセラーにどれだけ頼っても、依存はしないと私は考えています。

 

「構造」が持つ意味

理由は、カウンセリングがもつ「構造」のおかげです。

私たち心理士はよく「枠」という言葉を使います。

 

心理療法やカウンセリングで、心理士が行う場合には、

まず「枠組み」をクライエントさんと決定します。

「枠組み」とは「週に1回、水曜日の11時から50分間」ですとか「2週間に1回、土曜日の16時から30分間」などの、

「カウンセリングのペース」です。

 

この治療契約によって、基本的に、その「枠」がそのクライエントさんのためのものになり、

逆にいえば、それ以外の時間の相談はイレギュラーとなります。

 

そして、「枠」において最も重要だと私が考えていることが「場所」です。

 

例外はありますが、基本的に、スクールカウンセラーなら学校内で、教育相談なら教育相談所で、医療機関なら病院内で、カウンセリング業務を行います。

 

それ以外の場所に出て行うことは、カウンセリング業務であれば基本的にはありません。

 

この「枠組み」があることが、

カウンセラーとクライエントの関係性を健全なまま保つための根幹となります。

 

限定された枠

例えば、「いつでもどこでもどんな方法でも」という「枠組みのない」状態で、

特定のカウンセラーに相談していたら、それは「依存」が起きる危険性があります。

 

「依存」は、場合によっては悪化の方向へ向かわせてしまいます。

 

カウンセリングが目指すものは、クライエントさんの自立であります。

その結果として、カウンセリングを卒業することは素晴らしいですし、

ストレス対処の1つとして使用し続けることも充分に意味のあることです。

 

いずれにしても、依存させることではなく、今よりもできれば生きやすく、ストレス対処をいくつか持てるように、

病気の症状が軽くなるように支援していくのが心理士の勤めです。

 

良い関係性の構築

心理の世界って、ひねくれてこねくりまわして考えるところがあって、

クライエントさんからの純粋な信頼や良好な対人関係に必要な「好意」について、

「優しいだけじゃないのか」とか「依存させてるだけじゃないのか」っていうような見方が出ることがあります。

 

でもね、クライエントさんに嫌われたら本当にダメですよ。

もちろん、それが「陰性転移」である場合もあります。

しかし、単にカウンセラーの至らなさでクライエントさんから嫌がられたことを「陰性転移」とクライエント側の問題にするのは卑怯だなとも思います。

 

カウンセラーは、クライエントさんに好かれなければ、

信頼されなければ仕事が成り立たないと私は考えています。

ただ、これは「好かれるためにクライエントの機嫌をとれ」という意味ではありません。

そんな「ご機嫌取り」なんて、すぐに見透かされます。

「まず好かれよう」なんていうこちらの下心など、クライエントさんはいとも簡単に見抜いています。

 

言いたいことが散らかってしまいましたが、

 

要するに、カウンセラー側が「依存させないように」とあえて意識して突き放すのは本末転倒ですし、

もしクライエントさんから嫌われることが多かったら、それは支援者として問題だと思います。

 

「依存しちゃうかな」と思ったら

クライエントさん側が「カウンセラーに依存しちゃうかな」と心配になるようでしたら、

それは、そのカウンセラーを信頼し始めており、

安心して頼れそうだと思っている現われなのだろうと思います。

 

そういった心境に慣れていないだけなのかなと思います。

 

「1人でしっかりしていなければいけない」「誰かに頼りすぎてはいけない」と、

すごくがんばってこられたのかもしれないなと想像します。

 

ここで述べたように、「枠」がありますから、

むしろ甘えたり頼ったりする練習の場にしてほしいと思います。

 

注意ポイント

逆に、「枠」を飛び越えてこようとするカウンセラーは要注意だと思います。

個人的な連絡先を教えあったり、外で会おうとしたり、

「いつでもどこでも何度でも相談にのります」というようなものは、

「いのちの電話」などの特別なものでない限り、気をつけたほうがいいかもしれません。

 

楽なばかりではない

通常の心理療法やカウンセリングであれば、

「楽なばかりではない」と思います。

それは、クライエントさんご自身が考え取り組み答えを自分で出すからです。

 

カウンセラーがクライエントの代わりに取り組んだり答えをだすわけではありません。

 

これも「依存しない」大きな要因です。

 

占い

例えば、「占い」は、場合によっては依存する可能性があると思います。

それは、いつでも相談でき、「答えをくれる」からです。

全ての占いがそうではないのかもしれません。

ただ、一般的な占いは「答えをくれる」ものだと思います。

自分が悩んでいることに、代わりに答えを出してくれたら、それは頼りたくなります。

考えなくても試行錯誤しなくてもいいですから、

不安になったらすぐに占ってもらって安心するというループになってしまうことも理解できます。

 

「すぐに頼れない」ことの意味

カウンセリングで枠組みを決めると、

「何かあったときにすぐ相談できない」ということになります。

これも依存しないで済む要因の1つです。

 

例えば、カウンセリングを受けた日の翌日に嫌な出来事があり、

カウンセラーに話したいけど、次回は2週間後だ、という状況が起きますよね。

 

この間、しんどいと思いますが、それがカウンセリングとは別のストレス対処を見出したり

「次回のカウンセリングで話そう」とそれまで待つことで、ストレス耐性の強化に繋がったり、

そのことがご本人の自信に繋がるなど、意外と意味があるんです。

 

注意ポイント

ただ非常にショックなことがあったり、症状が悪化してしまったりといった場合には、

どうか我慢せず、臨時で予約して欲しいなと思います。

ただ、心理士は医師と違って「時間」で契約しているため、他のクライエントさんで埋まっていれば対応できないことがあるかもしれません。

しかし、医師は対応できますし、心理士も空いていれば対応させていただきたいと思っていると思いますので、

遠慮せず、本来の枠でなくても頼って欲しいと思います。

大事なことは、これも「ストレス対処」であり、

「イレギュラーなときにどうするか」という練習になっているということです。

そのためには、通常時は「枠」があるからこそ、

「臨時の」診察やカウンセリングが成り立ちます

「いつでもどこでもどれだけでも」という方法は、カウンセリングや心理療法には馴染まないと考えています。

 

ただ1つ、枠がしっかりしていても「依存」のような苦しい状態になってしまう可能性が高まる要因に、

「社会的な関わりがカウンセリングの場だけ」という状況があります。

 

お一人暮らしで仕事や事業所やディケアなどをしておらず、通所機関が医療機関など1ヶ所だけ、という場合ですと、

どうしても多少は依存的になってしまう傾向があるように感じています。

それ自体が悪いというわけではありません。

ただ、人の気持ちや他者との関係性というのは、その部分だけで成り立っているわけではない

という視点は気にしていたいと思っています。

 

「頼れそう」ならなにより

なんだか話が飛び飛びで申し訳ないですが、

要するに、「カウンセラーに依存しそう」と心配することはなく、

頼れそうなら頼ればいいと思います。

 

信頼できる人に出会えるかどうかも大変ですからね。

 

「依存するかも」と心配するとしたら、それほど心を開けそうだと思うことができているのかもしれません。

 

 

一方で、カウンセリングは万能ではありません

やってみて「自分には合わない」と思われたら、無理に続けることはありません。

カウンセリングや心理療法ができなかったら精神疾患がよくならないなんていうことはありません。

他にも生活支援や就労支援の方が有益なことは多いでしょうし、

趣味などの好きなことをしている方が合っている事もあるでしょう。

 

また、「カウンセリングはやりたいけどカウンセラーが合わなかった」という場合も、

できれば何人か試せるといいなと思います。

通常は、1つの機関に心理士は複数いますから、新しい機関を探すのは大変であれば、

行った機関で他の心理士を受けてみるのもいいと思います。

「カウンセラーの変更は申し訳ない」と思うことなく、

一度しっかりと治療同盟を結べたらその後はその人と一緒にやっていくわけですから、

やっていけそうな心理士に出会えるまでは、お金とエネルギーを消耗してしまいますが、

次にトライできるといいなと思っています。

 

 

まとめるとカウンセリングは

 

 

好きなように使えばいい

 

 

ということでございますw

 

 

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ではでは、寝子はまたカウンセリング業務にいそしんで参ります!

 

今日も最後までお付き合いくださってありがとうございましたm(__)m

 

 

 

 

 

 

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