今回は、「常識は意外と間違っているかも。罪悪感を持たなくていい」という
ストレス対処のお話しです。
私たちは小さい頃から家や学校で
「時間は有意義に。効率よく」
「お金の無駄遣いはダメ」
という風に教えられて育ちました。
でも、これはとんだ間違いだなと
心理士として働き始めて気づきました。
今の時代は、昔より選択肢が増えたり、
それぞれが活躍できるようになった面もあると思います。
けれど同時に、求められることが難しく高度になり、
かなりの負担を当たり前のように背負っていく方向になっているようで懸念しています。
「夫婦は共働きで子どもも産んで保育園に預けながら母親もフルタイム正社員。
当然家を買ってローンを払いながら、母親である自分も女として身奇麗にして、子どもも夫もそれなりのものを…」
といった風に。
みなさま、大丈夫でしょうか…?
こうでなくても、昔よりも個人に求められる事柄は明らかに増えた気がします。
共働きを前提にした社会モデルのために、
それぞれ不安が増えている傾向にあると思います。
そんなときに、時間がかかるストレス解消などやっていられないし、
普段から時間との勝負で効率的に動いているのに、
それ以上、効率を考えることなんてストレス解消になりません。
簡単にすぐできるストレスの解消法とは?
人の心を癒すのは「無駄なこと」なのだと思います。
逆に、生産的な行動ばかりして、
「お金は必ず使用するもの意味のある事にしか使わない」という
無駄のない生活は、非常にストレスフルになります。
時間とお金を無駄に使いましょう
「ダラダラ何もしないで時間が過ぎた」「使いもしない物をまた買ってしまった」etc。
こういった行動はストレスを解消しようと試みた結果の行動であると思います。
ストレス対処なのです。
だから、むやみに「無駄だからダメだ!」と禁止してしまうと、
他のストレス解消法を見つけていない限り自分を追い詰めてしまうだけになります。
私はどちらかというと、「無駄使いを止めましょう」というより
「あらかじめ無駄遣いしようと考えておく」ことを勧めています。
そのほうが本当の無駄使いは抑えられることと、自己嫌悪が防げると思うからです。
「ぼ~っとネット見る時間」や「コンビニでちょっと高いスイーツ買っちゃった」などは、
意識しずらいけれど、実はとても有意義な過ごし方で、全然無駄じゃないんですよね。
無駄は宝
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「生産的な」なんていう言葉に惑わされず生きていこう!
あ、寝子のブログを読むのも「無駄な時間」ですね!
みなさま、ちゃんとストレス対処しててすごい!!笑
次回は「ある性被害サバイバーの話⑫」の続きをアップしています!
最後までお読みくださってありがとうございました♪