今日も、息も絶え絶えな寝子でございます…。
今日もつらつらと気ままに書いていきたいと思います!
ただ、長引く不調に心もピリついてきてまして(^_^;)
文章にピリつきが出ていたらごめんなさいm(__)m
カウンセリングにまつわる制度的な話について、
以前「カウンセリングの保険適応の是非」という記事を書きました。
「カウンセリングの保険適応の是非」以上に、
私の中で確固たる意見を持っていることが
「カウンセリングのキャンセル料の是非」に関してです。
今日は、そのことについて、寝子の考えを一方的につづっていきたいと思います!
後に触れますが、あくまで「医療機関でのカウンセリング」に対する見解です。
カウンセリングのキャンセル料
私はカウンセリングのキャンセル料を取ることに反対です。
心理士の中でも「キャンセル料を取るべき」「取らない方がいい」「どちらでもいい」と意見が別れる問題です。
私は「カウンセリングのキャンセル料は取らなくていい」と強く思っている立場です。
「キャンセル料を取るべき」と主張する立場の意見のいくつかを取り上げて反論したいと思います!(一方的w)
「キャンセル料を取るべき」という意見は□でくくって、「→」が反論です。
その人のために他の人が受けられないように枠を取っているのだから
→ 他の人の事情はその人に関係ありません。
「他の人は受けられないのだから来ないならキャンセル料を」というのは、
あまりに押し付けがましい。他人のことなど考えなくていいです。
“キャンセル料がかかる”という縛りによって、多少「行きたくないな」と思っても来るモチベーションになる
→ 精神疾患の方にそんな負のモチベーションをかけるべきではありません。
「行きたくないと思ったら休んでもいい」
という体験を気軽にできることがむしろ必要であることもあります。
「陰性転移」による治療の拒否を防ぐ
→ クライエントさんがカウンセリングに「行きたくない」とキャンセルする気持ちが「陰性転移」とは限りません。
私はむしろ、単純に「カウンセラーが合わない」とか「カウンセリングに意味を感じない」というケースの方が多いと感じています。
なら、無理に来ることはありません。
カウンセラーを変えてもいいし、カウンセリングを辞めていいと思います。
「陰性転移」だったとしても、「カウンセリングに来させる」ことが必ずしも良いと言えるわけありません。
その際に「予約したならキャンセル料払ってね」なんて、
さらに不快な気持ちにさせるようなことはしたくありません。
モチベーション低いケースで安易にキャンセルさせないために
→ カウンセリングに対するモチベーションは、カウンセリングで高めるようにしていくべきことです。
「キャンセル料」という負の縛りで高まるものではないと思いますし、そのようなケースは来たとしてもダラダラと進行してしまうのではないかと思います。
その方がお互いのためにならないのではないかと考えています。
「カウンセリングに行こう」と思わせられるかどうかもカウンセラーの技術の1つだと思います。
それでもキャンセルしたら
→ 上記以外でキャンセルしたなら、体調不良などよほどの理由でしょう。
仕方がない事情が発生したなら、気にせずに必要であればまた次回いらっしゃってくださればいい。
カウンセリングの意義とは
私は、カウンセリングの一義的な意味は「癒し」だと考えています。
クライエントさんの「ストレスの軽減」です。
それがまず何よりも第一だと考えています。
他のことはその次です。
なら、まず、既に苦しい状態の人に対してさらに負担をかけるようなことは慎むべきだと思っています。
「○○をしたら良くなるのに」等という支援者側の気持ちは、独りよがりな思いです。
「キャンセル料」は、普通に考えて、シンプルに不快になると思います。
損した気持ちになります。
医療機関を受診している状態の人に不必要なストレスを与えたくないというのが
キャンセル料反対の一番の理由です。
それでも、飲食店など、材料を用意していたり、いたずら防止のためだったり、
「キャンセル料」を取ることが妥当な職種はもちろんあると思います。
しかし、医療機関のカウンセリングで、キャンセル料を取る妥当な理由を、私は今まで聞いたことがありません。
聞いた事がある意見には、心の中で全て反論できる程度のものでした。
私は!
カウンセリングのキャンセル料に
反対です!!
そうはいっても
ただ、冒頭に「医療機関のカウンセリングに限ります」と書きましたが、
心理士だけで運営している「私設相談室」であると、
キャンセル料を取ることは仕方ないだろうと思うところがあります。
私設相談室では
「カウンセリングの保険適応の是非」の記事でも触れていますが、
本来、保険が効く医師なくして、心理士だけで運営するというのは、経営は楽ではないと思います。
心理士だけで経営するのであれば、予約に対して一定の収益を担保することは必要なことはあると思います。
また、私設相談室ですと、クライエントの層が医療とは異なることもあります。
比較的健康で、キャンセルの連絡などが可能な状態であることもあり得るでしょう。
ですので、機関によって事情は異なるかもしれません。
医療領域でも取り決めを
医療機関であっても、キャンセル料は取らないとしても、
「予約のキャンセルの扱い」について取り決めをしておく必要があります。
「キャンセル料を取らない」からといって、
「何度でも無断でキャンセルしても枠は取っておきます」ということではありません。
それはただ無駄なだけですし、それこそ、他に必要としている人にカウンセリングを提供できなくなってしまいます。
私は、「キャンセルの連絡をくださったら、そのときに受付が次回の予約の有無をお聞きします。
ご連絡がなければ、1週間待って、1週間以内に次回の予約の申し込みがなければ、その枠はフリーにさせていただきます」
という取り決めにしています。
余談:医師が稼げ
すみません、この項目は愚痴が入ります笑。
キャンセル料に関して忘れられないエピソードがありまして、ここで吐き出したいと思います。
私は医師を尊敬しています。
医師大好きです!!!
…という前置きをした上でですね、
稼ぐのは医師!!!!!!
と、声を大にして叫びたい。
以前に勤めた医療機関の院長が、
カウンセリングでキャンセルや中断などが多い心理士に対する制度として、
「キャンセル料は患者さんに100%請求。枠の確保なし。早い者勝ちで埋まっていく。毎日受けたければ受けていい」
という取り決めをしたことがありました。
これは、ものすごく酷いことです。
「キャンセル料100%」ということだけでなく、
「枠を確保しない」ということは、例えば、途中まで「週に1回」受けられていた方が、
どこかで「あ、他の人で埋まっちゃったんで以後しばらく空いてません」という事態が起こりえるということです。
この制度にしてしまうと、他にもいろいろ弊害が出てくるのですが、この辺で止めておきます(^_^;)
なぜ、このような案をその院長が出したかというと、
心理士のカウンセリングで収益をあげたかったからです。
お前が稼げ。マジで。
医師は重責を背負い、過酷な労働を日々されていると思います。
それは心から尊敬します。
一方で、医療の世界で、給与や待遇などは医師だけがずば抜けて優遇されています。政治的な力も非常に強い。
「医師なら稼げる」という構造ができあがっています。
そのことを理解していただきたい。
心理士や栄養士や介護士などに比べて、破格の給与と待遇を得られています。
そういう構造なんだから、
医者が稼げよ!!!!
心理士は、医療事務などと違って、中途半端に収益を出せるのでちゃんと認識されていませんが、
心理士は稼ぐことが非常に難しいのです。
(詳しくは「カウンセリングの保険適応の是非」という記事で説明しています)
しかし、必要です。それは医療事務や薬剤師や看護師が必要なのと同じです。
「保険がきく」というのは基本的に医師だけです。診察料の全額から7割が税金で支払われます。
そして、1人にかける時間は決まっていません。
それを批判しているわけでも、「楽をしている」と思っているわけでもありません。
そうではなく、「心理士のカウンセリングで収益をあげたい」と医療機関の医師が考えるのは私は浅はかだと思っています。
精神科の医療機関の医師であるならば、既存の構造をどうか理解していただきたい。
そういうことをする経営者というのは本当にちぐはぐなことを平気でして、
「寝子さんはそのままでいいんだからいいじゃない」と言うのです。
私はそのとき、キャンセルや中断がほとんどなかったので、
それまでの「キャンセル料なし。枠の確保」という取り決めでいいと言うのです。
同じ機関で、同じ仕事で、カウンセラーによって金額などが変わるということへの患者さんへの妥当な説明も院長にはありませんでした。
「寝子さんはそのままでいいんだから」じゃねぇよ。
私はそれを聞いたとき「毎週受けていた人が次回は埋まっていて取れないというのは、どう思うのですか?」と言い、
「それはカウンセリングではないですね」と告げ、そこは退職しました。
この件は、かなり頭にきましたね。。
今思い出してもムカついちゃった…(テヘッ
もともと方針が合わなかったので、院長の方針がどうしても合わないなら辞めるべきは私ですので、わずか1年で辞めました。。
(でも1年がんばったの。ホントは入ってすぐ辞めたかったけど、ケースを担当していたからこれでもがんばったの…)
でも、こういう病院ばかりではありません。
それに、キャンセル料の有無だけでその組織のパワーが測れるものではないでしょう。
正解はない分野ですから、私はこのように考えているけれど、その他を全否定するつもりはありません。
ただ、責任は医師や院長が負うといっても、
私たちだって無責任にやっているわけではない以上、
あまりにも合わない場合にはやっていくことは難しいと思っています。
医療機関のよさ
ただ、心理士が経営のことを考えずに、
キャンセル料をもらわずに高額ではないカウンセリングを行うことができる環境は、医療機関です。
だから私は医療機関がいいと思っています。
もちろん、一番の理由は「医師がいるから」という安心感、重いケースも抱えることができるという理由です。
私設相談室に勤めていたこともありますが、売り上げがどうこうということ以前に、
「医師がいる」という心強さは本当に大きいです。
医師のおかげで(ハート)
ということで、「キャンセル料は取りたくない」という主張から、
過去の愚痴になり、最終的に「医師はステキ」とフォローして終わりたいと思います笑
↓なんだかただ書き殴ってしまいました…。
え?それでも「押す」ですって!?なんとステキな!!
↑本当にありがとうございます!!
大好きです!!!
今日、検査結果聞いたんですけど、
案の定「何も異常なし」で「手立てがない」そうです…。
そうなるともう絶望というか、この状態でこれまでの生活を維持することは難しい…。
まぁ、「ワクチン後遺症」なんて治療法はないでしょうけど、
それでも藁をもすがる気持ちで、大きい病院を週末に受診する予定です。
病院に行くのも疲れるし、
検査してお金と時間と労力を使って何も出ないという不毛な結果になる可能性が高いですが、
とりあえず少しでも改善の可能性があるなら、納得できるまでは医療機関を頼るしかないと思っています。
それで無理なら、私が自力で症状の改善に取り組むことにします。
ブログが闘病の励みです(「闘病」って言っちゃったw)
今日も最後までお付き合いくださってありがとうございました!
寒くなってきているので、みなさま風邪などひかぬよう、お体大事にされてください♪