「言っても聞かないからつい何度も怒鳴っちゃって…」
「怒ることも構うことになるから無視したほうがいいっていう話も聞いたんですけど?」
…etc。。
スクールカウンセラーとして小学校や中学校に勤務していると、
「どうやって注意したらいいのかわからない」というご相談をよく伺います。
今回は小学校低学年から下の小さいお子様への叱り方をご紹介したいと思います。
叱り方の3つのポイント
子どもに対する接し方は年齢によって変わりますが、
注意の仕方も年齢によって変わりますよね。
小学校低学年以下のお子様にはこの3つがポイントになります。
ポイント
①子どもを止める
②人格ではなく行為を叱る
③理由を伝える
私が一番大事だなと思っているのは
①の「子どもを止める」ことです。
親も何かしている真っ只中のことが多いので意外と難しいですが、
これをできると、不要に怒鳴ることも減り、
お子様にも親御さんにも良い関わり方だと思います。
①子どもを止める
子どもが走り回っていたり遊び道具に夢中になっているときに、
外から注意しても聞いていません。
まず大事なのは、子どもを止めることです。
子どものそばにいって、
身体を抱き止めて目を見て話すとだいぶ伝わると思います。
②人格ではなく行為を叱る
ついつい「またアンタは同じことして!わがままなんだから!」
と子どもの性格を怒ってしまいがちですが、そうすると、
子どもは「お母さんが怒っている」ということしか伝わりません。
親の感情だけしか伝わらず、
何がいけなかったのか内容を分かっていないことが多いのです。
そのため、「○○するのは良くない」「△△して欲しい」といったように行動について述べると、
親が本当に言いたいことが伝わります。
③理由を伝える
これは②と通じますが、何かを教えるとき、
なぜそれをするのか、してはいけないのかの理由を伝えると、
子どもの理解が深まります。
親にしてみれば面倒ですし、理屈っぽく感じてしまうこともあるかと思いますが、
子どもからすると、理屈が理解できるだけでなく、
「ちゃんと説明してくれている」という親の感情が伝わり、
子どもは「向き合ってくれている」と感じることができます。
また、「大人っていろんなことを知っていてすごいなぁ」と
親を尊敬していくことに繋がります。
意外とあなどれないポイントなのです笑。
以上、3つあげましたが、
そうはいってもなかなか実践できなくても気にすることはありません!
結局は、親御さん、お子様、それぞれに合った関わり方で良いと思います。
それでも、何かの参考になれば幸いです♪
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次回は、
「思春期で反抗期のお子さんへの接し方のポイント」を書きたいと思います!