「終わったことは言っても仕方がない」なんてことは決してない!
と、しょっぱなから叫んでしまいました、寝言がうるさい寝子です。
「終わったことは言っても仕方がない」と誰かに言われて傷ついたというお話をたくさん聞きます。
「終わったことを今更気にしている自分が悪いんだ・・・」と思わせる呪いの言葉です。おそろしい・・・。
この言葉は、ご本人がおっしゃるならポジティブに働くこともあるでしょう。
むしろ本人だけが言う権利がある言葉かもしれません。
それが悩みを話した相手やふと関わっただけの相手に言われてしまうと、
話したことを後悔したり、誰かに相談する力を奪ってしまったり、
「引きずっている私が悪いんだ」と更に落ち込んでしまう、
気持ちを分かってもらえなかったことで孤独感を感じてしまうなどなど・・・・、
傷ついていた心が更に傷ついてしまう言葉ですね。
「終わったことは言っても仕方がない」ということは、まったくの間違いです。
これは、多くの方々が普段から心のモヤモヤを言葉にするだけで少しでもすっきりした経験があることからも明白です。
さらに、物事の渦中にいるとき、つまり「終わっていない現在進行中」である時期というのは、
感情を優先するよりも理性的に行動しなければならないことが多いので、
気持ちを消化している場合ではないことも多々あります。
そして、渦中には「混乱」という心理状況もよく生じていますので、
混乱が時間の経過によって静まるまで気持ちの整理は待つ必要がでてきます。
ですので、むしろ終わった今だからこそ話し、そのときはっきり分からなかった気持ちや考えを整理する必要があります。
そうすることで心の傷が癒え、前に進むことができると思います。
「終わったことは言っても仕方がない」に類似する言葉に
「いつまで根に持っているんだ」「あなただって人に迷惑をかけているんだから」といったような言葉があります。
これらをあなたに言った人は、ただ器が小さかっただけです。
あなたの悩みに自分は対処できないあるいは対処したくないいうことを認められずに安易な攻撃であなたではなく自分を守ったのです。
だからその言葉は事実ではありません。あなたが悪いわけではありません。
終わったことはいくらでも言いましょう!ただし安心できる相手に。
もし安心できる相手がいなかったら日記でもいいので紙に書いてみましょう。
心のモヤモヤにはアウトプットが重要です。カラオケで大声を出すのも有効です!
「いつまで根に持ってるんだ」なんて、他人に言われる筋合いはありません!
こっちだって根に持ちたくて根に持ってるんじゃない!
軽くしたいからできるなら忘れたいからなんとかしたくて相談してるんです。
「終わったことは言ってもしかたがない」という言葉は、一見もっともらしく聞こえるためにけっこう威力があるのです・・・。
だから『呪いの言葉』だと考えています。
『呪いの言葉』の呪縛をとくには、論理的に反論できるようにすることが有効(直接言い返さなくても心の中で思うだけでも充分に効果的です)だと思っています。
呪いに負けないために「終わったことを言うメリット」について「~後編~」にてさらに細かく熱弁をふるいたいと思います!
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