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季節とメンタル

【梅雨ストレス】気圧と湿度と心身の関係とは!? ~2022版~

今年はほぼ例年通りに、関東も梅雨入りしましたね。

今回は、「梅雨と心身の関係」についての記事になります。

 

梅雨は、1年で最も自律神経のバランスが崩れやすいといわれています。

そんな梅雨の特徴を知り、うまく乗り切るコツを改めて整理したいと思います。

 

梅雨になるとだるいはなぜ?

梅雨になると、

頭痛がする」「なんとなく体がだるい」「気分が優れない

などの不調が現れることが多いです。

るで、梅雨空のように人の心身もどんよりしがちです。

その原因は梅雨がもつ3つの特徴が関係しています。

ポイント

・低気圧

・湿度

・日照時間の減少

この梅雨の特徴と心身との関連をみていきます。

 

気圧の変化が起こすこと

頭痛などの身体の不調の原因は「気圧の低さ」が引き起こしている場合が多いです。

気圧の変化に敏感であると、気圧が下がりだすと、「翌日は雨が降る」と分かるくらいに、

頭痛やめまい、だるさやイライラなど、不快な症状が現れるご経験をされている方もいらっしゃることと思います。

台風のときなどは大変ですよね。

 

梅雨も同じで、「ダラダラとずっと低気圧」であったり「気圧の配置が日々変化する」ために、

長期に渡ってスッキリしない状態になることが多いです。

 

これはどうしてかというと、低気圧は高気圧に比べて、酸素が薄くなるからです。

なので、どうしても頭痛やめまいを起こしてしまいます。

 

湿度の影響

「梅雨といえば湿気」と思うくらい、ジメジメしますよね。

気圧の低さで酸素が少し薄くなると体も重く感じます。

そこに「湿度」が加わって、

「常にレインコート一枚羽織っている」程度に体は実際に重くなっています。

なので、「気のせい」ではなく、「体がだるいのは本当」なんですよね。

 

そして、「暑い」「寒い」は、程度がいき過ぎなければ、集中力を増す作用があったりシャキっとしたりといったメリットが、精神面であるといわれています。

一方で、「湿気」には「なんの良い作用もない」と言われています。。。メンタル的には「不快」なだけという…。

 

ただ、湿気のフォローをしますと、「肌が乾燥せずに潤う!」という良い作用はあるかもしれないですね(無理やりw

 

注意ポイント

「高湿度」での注意事項として熱中症があります。

湿度でのどが潤っているため、体の中が乾いていることに気付きにくく、

また、肌に湿気がまとわりつくので、発汗が適切に行われにくくなり、

体内の暑さ調節がうまくできなくなると言われています。

そのため、「お風呂に入ってあえて汗をかく(汗腺機能の強化)」ことや、

「のどが渇いてなくても水分補給する」ことが熱中症予防に効果的です。

 

日照時間の減少

梅雨の時期は、本来は陽が長くなっていく時期ですよね。

でも、梅雨だと雨や曇りが続いてお日様がでる時間がかなり短くなってしまいます。

 

ご存知の方も多いように、「陽に当たること」は、脳にとっても良く、セロトニンが分泌されるため、うつ病の予防にもなることが証明されています。

だからこそ、「冬季うつ」という、冬場の日照時間の短さがうつの原因の1つになってしまうのですよね。

 

梅雨の時期も、同じことがいえて、日照時間が短いとセロトニンが分泌されにくくなるために、

どうしても「ゆううつ」な気持ちになりがちです。

 

梅雨の時期の自律神経

「低気圧」「高湿度」「日照時間の減少」のみでも、これまで述べたような影響があります。

そして、それらの外界の作用を総合的に受け止めると、

人の脳は「ああ、酸素薄いし、湿気ウザイし、セロトニン分泌されないから元気出ない。活動時期じゃないな。休もう」と

生体のエネルギーを抑制しようと判断し、副交感神経が優位になります。

 

ポイント

交感神経とは、「興奮・活動・やる気」を起こさせる神経です。

副交感神経とは、「リラックス・低覚醒」などの作用をつかさどっています。

自律神経とは、この交感神経と副交感神経で成っています。

 

副交感神経が日中も優位になるために「だるい」「やる気が出ない」「ゆううつ」という状態になります。

 

自律神経の調整がうまくできなくなる

梅雨の時期は、「1年間で最も自律神経のバランスが崩れる季節」とも言われています。

「自律神経の乱れによる不調」は多くの人が見聞きしたことがあると思います。

交感神経と副交感神経の切り替えが適切にできるかどうかが人の健康を握っているといっても過言ではないほどです。

 

先ほど、「梅雨は日中に副交感神経が優位になる」と書きましたが、本来、活動すべき時間帯に副交感神経が優位になってしまいますと、

今度は、本来休むべき時間帯に交感神経が活発になってしまったりして、不眠やイライラを引き起こしてしまいます。

 

対処法

気候には抗えない面もありますが、それでも梅雨の時期の不調はできるだけ軽くしたいですよね。

 

昼夜のけじめを意図的に作る

自律神経のバランスが崩れる原因の1つに

「日中に陽がささない日々が続くことで、夜か昼間かわからなくなる」という脳と体の反応があります。

そこで、「昼夜のけじめを意識する」ことが1つの対策になります。

 

具体的には、「部屋の照明を昼間は明るくし、夜は暗くする」ことや、

「昼間は軽い運動をする。夜はお風呂に長めに入るなどリラックスする時間を作る」などがあります。

 

運動とリラックスの有効性

「昼間の運動と夜のリラックス」は、昼夜のけじめにもなります。

さらに、運動はセロトニンの生成に繋がるため、だるさや憂鬱さを軽減し、元気な気持ちになれます。

そして、夜の「リラックス」で、ゆっくりお風呂に入ったりマッサージを行うことは、

「気圧と湿気で重くなった体を軽くする」という作用もあります。

 

天気は変えられませんが、いつもよりも意図的に昼間と夜の過ごし方の強弱をつけると、自律神経が整いやすくなります。

 

運動についてですが、散歩ができればいいですが、梅雨ですので天気が悪かったら、室内で動画を見て10分程度のものでも充分かと思います。

個人的なお勧めは、「日中はHIITなどのちょっとキツイ運動をして、夜はヨガやストレッチなどのほぐし系をする」ことです。

どちらも短時間で効果はありますので、日々の生活にご無理のない範囲でできそうな運動を取り入れられるといいなと思います。

 

夏バテ防止にも繋がる

梅雨の時期に、無理をしない範囲でリズムを保って過ごせると、

これから来る夏に耐えられる体になれることにも繋がります。

夏バテ防止にも、梅雨の時期から自分の心身に気を配っておけるといいかと思います。

 

梅雨は休む時期ともいえる

「対処法」もありますが、最初に述べたように、

梅雨は脳が「あ、休むモードだ」と判断するのです。

 

ならば、休もう。

 

という風にもいえます。

一番避けたいことは、「ゆううつになってちゃダメだ」「なんでこんなにやる気がでないんだろう・・・」と自責的になり、

憂鬱に拍車をかけてしまうことです。

 

自分のせいではないのです。

「全部、梅雨のせい」です。

 

「やる気がでない」といったような「スッキリしない心身」を暖かく優しい目でみられたらいいなと思います。

 

 

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昨年まではコロナのために外出自粛が続いていましたね。

今は少しずつ緩和されてきています。

みなさまが去年まではできなかった気分転換を今年はできていけるといいなと思っています。

 

 

 

最後までお読みくださってありがとうございました!

 

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