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性被害サバイバーの1事例 日記

怒りの身体完了はできたのか!? part2

2023年2月13日

 

こちらの記事『怒りの身体完了はできるのか!?』で、

「兄に対する怒りを身体的に解消してみよう」ということを書きましたが、

その後、どうなっているかを綴りたいと思います!

 

サンドバック

「ボクシングジムに通うのは高かったので、自宅用のサンドバックを買った」

と書きました。

思っている以上に早く届いて、せっせと組み立てましたが、

 

 

邪魔wwww

 

 

でかくて邪魔になることは分かってはいたのでそこはOK。。

 

やってみた

それで、さっそく付属のグローブつけてやってみました。

 

…イマイチ力が入らない…。

 

それでも、兄に対する怒りが沸いたときに、

 

 

めった打ちにしたら

 

 

腰を痛めたwwww

 

 

「あ~、これはやり方を知らないと」と思ってユーチューブで調べたんですけど、

「サンドバックの叩き方」の動画って少ないんですね。

ヨガ並みにあると思ったら、全然なくて、

「ああそうか、自宅ではやらないからか」と思ったりしました。

 

それでも少ない動画で腰を痛めないフォームを真似して練習し、

兄に対する怒りがまた出たときに、

 

 

めった打ち

 

 

にしてみたら今度は

 

 

手首を傷めたwww

 

 

ジョギング

「怒りを我慢せずにとことん発散しようとサンドバックを殴ると、

腰や手首を痛める

ことを学んだ私は、

 

「じゃあ、3年間やり続けて慣れているジョギングでダッシュしてみるのはどうか」

と思いつきました。

 

トラウマになるのは「戦うことも逃げることもできなかったとき」なので、

ボクシングの方は「戦う」で、

ダッシュは「逃げる」に相当するとイメージしながら

行いました。

 

やってみた

それで、いつもの習慣としてジョギングにでて、

河川敷のランニングコースについてから、

 

「兄への怒りをイメージしてダッシュ!!!」

 

 

ダッシュ!ダッシュ!!ダァ~シュ!!!!

 

 

 

…怒りが解消されるまで、ダッシュが続かなかった…(爆

 

 

イメージしながらダッシュし始めたら、

自分でも分かるくらい激しい形相に変わり、

グワ~っと中から熱いものがこみ上げてきて

涙が出そうになりました。

「このままダッシュで走り続けたら昇華されそう!」

と感じましたが、

 

身体がもたなかった…

 

自分でスピードを緩めなかったら、勢いのまま転んでたと思います。。

その後、距離としてはいつもより走っていないのに、

足が筋肉痛になりました。

 

感想

「この古典的な取り組みはなんだ!?」と自分自身につっこみを入れたりしつつ笑、

 

感想としては、

当時の怒りを含む感情をそのまま体感するということは、

今でも身体を壊してしまうほどのものであるんだな、

ということでした。

 

だったら、当時、感じられなくてもおかしくはないし、

当時に「なかったこと」にした怒りや悔しさ、悲しさが今感じられるようになって、

それがすぐに解消されないのもムリはない、

と体感的になんとなく納得するような気持ちになりました。

 

私はどうしたかったのか

もう1つ、

「私はどうしたかったんだろう?」

と改めて考えることになりました。

生物学的には、「戦うか逃げるか」が“できなかった”のでしょう。

でも、やっぱり人間はそう単純ではないところがある。。

 

いくつかの感情

私は、原家族に対し、当時、

「怒りたかったのだろうか」

「逃げたかったのだろうか」

という観点に、迷いというか、

 

「そうではない気持ちがあったのではないか」

 

と、今回の実験をしてぼんやりと感じました。

 

それは、生物学的にも必須とされている

「愛着関係を結びたかった」

というところなのかもしれません。

 

「怒り」はどうなったか

「兄にされたことを思い出して怒りが湧く」たびに

できる限り思いっきりサンドバックを殴っていたら、

いつの間にか、思い出してもそれほど強烈な怒りではなくなっていました。

 

でも、思い出しはするし、彼への憤りは意識的には減っていません。

 

ただ、フラバ的に思い出したときの感情的な強さは緩和されたと感じます。

 

父兄への気持ち

私はワクチン後遺症になって、実家に行くことができなくなって

初めて

どれほどに彼らに関わることが苦痛であったか

知ることができました。

 

ほんの1年半前までは、定期的に父の面倒を見に行き、

兄とも友好的な関係を築いていました。

 

今思うと、

「あれは一体なんだったんだろう」

と思うほどです。

どうしてあそこまで自分の本心に気づかずにいられたのか…。

 

気づいてしまったから、

今はあの頃にはなかった苦しみを抱えています。

それが「怒り」であり「憎しみ」であり、抱えづらい感情です。

 

 

ついこないだも父から電話がありましてね、

もうね、「そろそろ電話してきて会いたいって言ってくるんだろうな」

って思ってたら案の定ですよ。

 

一瞬にしてトリガーされまして

 

「こいつらが私の人生を邪魔してくる」

 

っていう強烈な怒りにハイジャックされ、

それまで楽しい気持ちだったのに

「アイツのせいで台無しだ」

と思い。。。

 

まぁでも知識はあるので、

「トリガーされただけ」

「フラバフラバ」

って、自分をなだめて大して長引かずに済みましたが。。。

 

抑圧しないで済むようになった

改めてふと

 

ああ、怒れるようになったんだな

 

とわかりました。

 

本人たちへは怒りを表しません。

そんなこと表したって私が嫌な気持ちになるだけなので。

 

きっと、だからこそ、今まで抑圧せざるをえなかったんだと思います。

「怒り」は本人も抱えづらいです。

「言ってもわかってもらえないから言わない出さない」

ということは、たった一人だけで抱えるということです。

それは、少し前の私にはムリだったのでしょう。

 

戻ってきたエネルギー

怒りなどを抑圧するためにはかなりのエネルギーを遣っている

抑圧がなくなればそのエネルギーを本来遣いたいことに遣うことができる

とされていますが、

それは実感しています。

 

彼らへの怒りが以前より頻繁に蘇ってきて苦痛な反面で、

仕事など「本来やりたいこと」への意欲と行動力が以前より増したと感じます。

 

結果は!?

話戻りまして、

 

「ボクシングで発散」は結局のところどうなのかっていうと、

今まではただじっとして考えたりしてやり過ごす対処だったので

「我慢せずに怒りを身体で発散する」

という新しい対処法に取り組めたことはよかったと思いますw

 

・・・ただ、これを継続するかというと

 

・・・微妙・・・ww

 

いやでも、サンドバック邪魔だから、使わないとね、

もったいないよね、いろんな意味で!

(捨てるのも簡単じゃないしねww)

 

あ、途中に書いたように、

怒りのままに物に当たると、

身体のどこかを痛めるから

良い子は真似しないでね!!

 

「近い将来」を実感できるように

トラウマを抱えていると「未来の短縮化」といって、

「長生きできる気がしない」「まともな家庭や仕事を得られる気がしない」

という症状が認められることが多く、

私もそうでした。

 

でも、ここ最近、本当にこの「少し先の未来を想像できない」という感覚が軽減されて

 

「10年後も20年後も生きているかもしれない」

 

と普通に思えるようになり、

 

結果

 

 

「やべ~、もっとお金貯めたりしないと!」

 

 

ってなっていますw

 

 

真面目な話しでは、心理士として

「今は成長過程であり、今の学びは後に活きる」

と心から思えるようになりました。

 

これまでは、勉強していてもどこか「今!!」であって、

「今活かすことができないなら意味は無い」っていう

切迫した余裕のない感覚があったんです。

 

だから腰をすえて数年後を見据えた心持で研修を受けたりすることは

できていなかったなと思います。

それが最近はできるようになって、

それも「怒り」を抑圧しないで済むようになったからかもしれません。

 

 

 

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「怒り」や「憎しみ」は苦しいですが、

みなさまにとってもその分、心の広がりになっていたらいいなと思います。

 

今日も最後までお付き合いくださってありがとうございました!

 

またのお越しをお待ちしております(*^_^*)

 

 

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