「公認心理師試験・第1回体験談~前編~」の続きです。
とにかく「講習会は受けられるだろう」と思っていた私は、帰宅して見つけた「落選ハガキ」を握り締め、もうご飯を食べるのも忘れて、
どこか別の団体で現任者講習をやっていないか血眼になって探しました。
もう本当に焦りました~・・・。
なんとかそのときに見つけた講習会に滑り込むことができ、無事に講習を受けることができました。
そして次の関門は、「過去の勤務先に“仕事してました証明書”を発行してくれるよう頼む」ことでした。(これもGルートの大きな関門w)
過去の勤務先、つまり今は辞めているわけです。
なんなら数年の間、音信不通なわけです。
そこにのうのうと電話して「前に勤めていたこと証明して」って頼むという、心理的にかなり「申し訳ない感」「断られたらどうしよう感」「あなた誰?って忘れられてるかも不安感」を抱かせる課題です笑。
私は過去に勤めて辞めた職場1ヶ所に連絡してお願いしました。
まず電話でお願いし、承諾を得て、証明書を折り返し用の封筒を入れたり書き方の説明をポストイットで貼ったりして郵送。
返送されるのを待ちました。
もうここで力尽きてます。ホント言い難かったです。
「でももうお願いできた。よかった」と証明書が返送されてくるのを待ちました。
しかし!!
待てどくらせど、証明書が返送されてこない!!!!
「どうしたんだろう???」と不安マックスなっていきました。
でも、催促の連絡なんてできないじゃないですか!!??こちらが一方的にもうお世話になっていない元勤務先にお手数をおかけしているのですから。
「きっと忙しいんだ。落ちつた時に書いて送り返してくれるはず・・・」とそのまま信じてまったものの、
来ない・・・・・。
目前に公認心理師試験の願書提出が迫っています。願書には、その勤務証明書を同封しなければいけません。
同じ受験仲間たちに「電話してみたほうがいいよ」と励まされ、思い切って電話したところ、
「ああ、届いてますよ。え?・・・急ぎなんですか??」とすっかり忘れられていたようでした~~~!!!
電話してよかったマジで!!
その後すぐ送ってくださって、無事に願書を提出できました。
そして最後の関門、それは、「無事に受験票がとどくかどうか」。
これは、当時、DルートでもGルートでも、公認心理師受験を管轄しているセンターが「この人は受験できる」と判断してくれるのかどうか皆が不安を抱えていました。
中でも開業している心理の人は認定されるのかたびたび話題になっていました。
実際、心理の業界にいたらほとんどの人は知っているかなり有名なれっきとした心理士の先生が、職務内容を認められずに「受験不可」と通知がされてしまいました。
本当に混乱していましたね・・・。(その後その先生は弁護士を立てて話し合い、受験資格を勝ち取りました。でも、大変なストレスだったと思います泣)
みんなが受験票が配られるとされている時期、そわそわしていました。
そしてその時期はなんとお盆で自宅から離れてしまうために受験票を受け取れない人まで続出・・・。
ぎりぎりまで郵便屋さんを待って「やっぱり今日はまだ来ないか・・・」と遅れて帰省する人もいました。
多くの人は無事に受験票が届いて、みんなで「おめでとう!!」と言い合いました。
同時に「受験票が着ただけでお祝いムードになる試験なんてほかにないね」と、このころは笑い話にする余裕が生まれてきていました。
そして受験日。
天気は快晴だったことをはっきりと覚えています。
肝心の試験は、
想像以上の ゲキ難っ。
もうなんかやられました・・・。
しかも、第一回目の合格発表は、試験日から3ヶ月以上も先だったので、ずいぶん長い間結果が分からず生きた心地がしませんでした…。
さらに、事例問題は1問3点ということは合格発表日まで知らされていなかったんです。
問題を見た方はご存知の通り、事例問題はおおむね正答できる内容でしたので、
知っていたらもう少しラクに合格発表日まで待てた気がしましすが、そういった調整の3ヶ月ですので仕方ない。。
臨床心理士試験は全問1点で採点されるので、てっきり全問1点だと思い、「落ちた…」と思い込んだ受験生もけっこういました。
2回目以降は1ヵ月ちょっと後には合格発表が行われているようです。
でもなんとか合格でき、今振り返ると、一番大変だったのは受験勉強でも試験自体でもなくて、「願書提出までの道のり」だったなぁとしみじみ思い出しました。
これから受験される方は1回目よりはいろいろとスムーズになっているといいなぁと思っています(^^♪
今はいろいろなテキストも出ていて参考になりますね♪
今後、公認心理師試験で覚えておくといい内容なども記事にしていきたいと思っています!